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夜なき夜、昼なき昼

夜なき夜、昼なき昼

硬化しきった現実の束縛から離脱し、ヨーロッパ文明に対峙する光と熱風の渦巻に似た文学世界の創造者レリスの悪夢の宇宙

著者 ミシェル・レリス
細田 直孝
ジャンル 文学・思想・芸術 > 文学・思想・芸術1
出版年月日 2013/09/10
ISBN 9784329020765
判型・ページ数 4-6・286ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

本書はレリスの夢日誌である。
シュルレアリストとして出発した彼にとって夢の記述は基本的な方法であったが彼の夢日誌がシュルレアリスムの平均値を遙かに越え得たのは「告白の魔」としての自己の内部探索の徹底性故である。エロチスムの個人史を記し続け狂気から死に誘わんとする夢魔と対峙し、彼は死を生に合体させんとする。

硬化しきった現実の束縛から離脱し、ヨーロッパ文明に対峙する光と熱風の渦巻に似た文学世界の創造者であり、シュールレアリストであるレリスの悪夢の宇宙は、追憶と強迫観念からエロチスムと覚醒した幻覚による異常で残酷な諧謔へ、あるいは地の底から蒼穹の高みへと壮大な空間を築く。言葉の遊戯の果てに恐るべき魔術的な啓示を引き出し、夢と現実との断層を鋭く刳る。暗示的で精神分折的な魂の書たる本書は、純粋に詩的であるが故に日本で無視されるに近かったレリス紹介の嚆矢ともいえる。

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