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そして、それから

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明けない夜はない。老漁師がみた3・11とは?南三陸の海辺から、静かに語りかけてくるリアルで繊細な心の描写は圧巻。

著者 村上 香住子
ジャンル 文学・思想・芸術 > 文学・思想・芸術1
出版年月日 2013/11/25
ISBN 9784329004888
判型・ページ数 4-6・144ページ
定価 本体1,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

本文より
……
大津波がくるまで、三、四十分くらいだろうか。彼は長年の漁師の勘から、そうはじきだす。沖合をみても、引き潮が続いている海面からは、潮騒の音はまるできこえず不気味なくらい静まり返っていた。浜辺を見下ろす高台の松林の頂きの方から津波警報がきこえてきたのは、その直後だ。
「六メートルの津波がきますから、高いところに避難してください」
近くの南三陸の防災センターからの、甲高い、若い女性の声だった。
「大津波がきます。大津波がきます」
そう連呼した声は、ひどくかすれている。
……

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内容説明

明けない夜はない。老漁師がみた3・11とは?
南三陸の海辺から、静かに語りかけてくるリアルで繊細な心の描写は、読む者を虜にする。
報道からは伝わってこない荒廃と倦怠の向こうに、一条の光が射す!
現地の復興支援に携わる著者の、珠玉の一冊。  

本書の売り上げの一部(本体価格の10%)は、南三陸仮設住宅の女性たちを支援する活動、アマプロジェクトhttp://www.amaproject.jp/about.htmlに寄付されます。

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