ソルジェニーツィンとサハロフ
スターリン圧政下、メドヴェージェフの兄弟が語る三つ巴の友情と論争の歴史的証言。
著者 | ジョレス・メドヴェージェフ 著 ロイ・メドヴェージェフ 著 大月晶子 訳 |
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ジャンル | 歴史・政治 |
出版年月日 | 2005/07/31 |
ISBN | 9784329004413 |
判型・ページ数 | 4-6・440ページ |
定価 | 本体4,600円+税 |
在庫 | 在庫あり |
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目次
サハロフとソルジェニーツィン ロイ・メドヴェージェフ
出会い
ふたつの陣営の争い
公開論争の始まり
八〇年代のサハロフとソルジェニーツィン
ペレストロイカの時代
ふたつのユートピア
ふたつの哲学
サハロフに関する回想より ロイ・メドヴェージェフ
サハロフとの出会
一九六八年のサハロフ―最初の「覚書(『考察』)」
一九七〇年のサハロフ―第二の「覚書(共同書簡)」
ジョレス解放の闘い
一九七一年のサハロフ人権委員会
一九七二年のサハロフ
不和
帰還への長い道のり ロイ・メドヴェージェフ
西側でのソルジェニーツィン
ソルジェニーツィンとペレストロイカ
「ソルジェニーツィンの年」?
いかにロシアを整備すべきか?
九〇年代初頭のソルジェニーツィン――名誉回復と市民権の問題
ソルジェニーツィンの帰還――二〇年後 ロイ・メドヴェージェフ
ウラジオストクからモスクワへの旅
祖国に預言者はいらない
ソルジェニーツィンと新ロシア
ソルジェニーツィンの思い出から ジョレス・メドヴェージェフ
オブニンスクでの最初の出会い
ソルジェニーツィン蔵書の押収 ジョレス・メドヴェージェフ
衆寡敵せず
最後の会話
ロンドンでの最初の年 ジョレス・メドヴェージェフ
ソ連指導者たちへの手紙
詩人と皇帝―エリツィンとソルジェニーツィン ロイ・メドヴェージェフ
ソルジェニーツィンによるロシア問題 ロイ・メドヴェージェフ
ソルジェニーツィンの考える理想的ロシア国家
ソルジェニーツィンによるロシアの歴史
ソルジェニーツィンとロシアナショナリストたち
訳者あとがき
「解題」にかえて 佐々木洋
内容説明
ソルジェニーツィン、サハロフ、メドヴェージェフ――ソ連という巨大な悪役を相手に命がけの闘いを挑んだ<反体制>のヒーローたちだ。彼らの三つ巴の友情と論争の記録が、いまここに鮮やかに蘇える。旧ソ連崩壊後なお混迷を続ける現代にこそ、世界は彼らが抱いたユートピアの夢をもう一度見直すべきだろう。
―― 沼野充義氏(東大教授)推薦
書評掲載誌紙 産経新聞10月16日、諸君!10月号、東京・中日新聞8月21日、日経新聞8月14日