目次
アレクサンドル・コジェーヴ「僭主政治と知恵」
レオ・シュトラウス「クセノフォン『ヒエロン』についての再説」
Ⅲ シュトラウス―コジェーヴ往復書簡
書簡集/編者注/人名索引
内容説明
シュトラウス/コジェーヴ論争
フランスのヘーゲル哲学者コジェーヴによるシュトラウス批判(「僭主政治と知恵」)に対して、シュトラウスが自らの立場を擁護して反論(「クセノフォン『ヒエロン』についての再説」)した世紀の大議論。
「古典的合理主義の再生」をめざすシュトラウスの政治哲学が、コジェーヴとの往復書簡=対話の弁証法を通じていかに形成されたかが鮮明になる。