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新・新猿楽記  新刊

古代都市平安京の都市表象史

新・新猿楽記

猥雑でアナーキーな呪術的空間を『新猿楽記』『池亭記』『方丈記』から読み解く意欲的な都市文化論

著者 深沢 徹
ジャンル 文学・思想・芸術
日本古典・歴史
出版年月日 2018/04/02
ISBN 9784329100085
判型・ページ数 4-6・346ページ
定価 本体3,600円+税
在庫 在庫あり
 

目次

白兎のとびはね
第一章 都市へのまなざし(一)―古代都市の生成
第二章 中心は空虚である。―欲望喚起装置としての「内裏」と、古代都市平安京の消長
青蛙のとまどい
第三章 都市へのまなざし(二)―『池亭記』異論
第四章 うつろの楼閣、六条院―慶滋保胤『池亭記』の影を、そこに見てとる

黒猿のうそぶき
第五章 都市へのまなざし(三)―『新猿楽記』謬見
第六章 一〇〇〇年紀の社会学者―藤原明衡筆『新猿楽記』における芸能の位置

金狐のあやかし
第七章 都市へのまなざし(四)―ラカンで読む『方丈記』
第八章 いちじるき主体構築―『愚管抄』にみる、「カタカナ表記」のパフォーマティビティ

赤駒のかけり
終章 星の降る街―〈知〉の越境、もしくはメディアとしての「未来記」

あとがきに代えて
主要人名索引

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内容説明

次々とおこる怪現象、妖狐と異形の跳梁跋扈
繰り返される謎の大火、容赦ない天災の来襲
深夜に天空から舞い降り塔の上で歌う星々…

地物の自然な形状を一切無視して造られた、
完璧な人工都市・平安京。
廃墟と化してゆく「みやこ」にうずまく
猥雑でアナーキーな呪術的空間を
『新猿楽記』『池亭記』『方丈記』から読み解く
意欲的な都市文化論!

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