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内容説明

典籍秦鏡  元來我國では典籍に關する書は案外に進歩していない。先づ徳川時代では典籍の内容までを明かにした點では尾崎雅嘉の「群書一覽」であるが、本の外形をも明細に記した點では本書には及ばない。著者田口明良は書籍の鑑識にすぐれた書肆尚古堂の主人で自序に「非爲人、所謂爲己也」とあるごとく書肆の手控であつたが、古典籍の散佚日に甚しく珍籍と目されるものが年々?加していく今日、書誌學考究の徒にとり貴重な參考書といへる。

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