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数の怪物、記号の魔 エートル叢書8

数の怪物、記号の魔

「思考の公務員化」とその全体化の誘惑に抵抗する知性改善論。

著者 澤野雅樹
ジャンル エートル叢書
出版年月日 2000/03/31
ISBN 9784329010087
判型・ページ数 310ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

ミノタウロスの知性改善論――ガリヴァー、バルニバービで百科全書派に会う
1 囚われの人間山脈
2 理性の表現と肉体の言語
3 百科全書作成ゲーム
4 伝達不能な書物

創造の種子と可能性―― 非病理学的な病気観について

分割と加算による無限、そして反復による無限
0 無限を限定することはパラドクスなのか?
1 「同じ事柄についての多くの記憶」
2 一対一対応
3 古き若気の至り
4 有限な無限
5 加算による無限
6 時を数える
7 時間は線ではない……
8 非人称の死

思考の自由、あるいは私的思想家について

他所者を友とする者―― 遠隔地交易と商人の存在論
1 外に向かう王
2 商人と距離の問題―― 船は海を渡る倉庫である
3 国内的かつ国際的に
4 市民、自由、友愛

石板を巡る幾つかの体制―― 語りえぬものは、しかし変形する
1 子どもの「石板!」
2 プロンプターによる「石板!」
3 体制間に浮遊する「石板!」
4 共犯者たちの「石板!」

仮面の生涯を命名する―― 秘められた名の記憶について
1 レンの名
2 人物、出来事、経験
3 皮膚に貼りついた蜜蠟の名
4 資格を剝奪された仮面の名

あとがき

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