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神話なきマルクス  新刊

その生涯と著作に関する編年史研究

神話なきマルクス

マルクス本人や彼の思想の神秘化、神話化を暴き、それによって「神話なき」(神話を剝ぎ取った)マルクスの実像を提示する

著者 マクシミリアン・リュベル
マーガレット・マネイル
角田 史幸
ジャンル 歴史・政治
出版年月日 2021/05/10
ISBN 9784329100115
判型・ページ数 4-6・552ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序論
 著者注記

Ⅰ 一八一八年―一八四三年 年譜
  カール・マルクス 一八一八年―一八四三年
Ⅱ 一八四四年―一八四九年 年譜
  カール・マルクス 一八四四年―一八四九年
Ⅲ 一八五〇年―一八五六年 年譜
  カール・マルクス 一八五〇年―一八五六年
Ⅳ 一八五七年―一八六三年 年譜
  カール・マルクス 一八五七年―一八六三年
Ⅴ 一八六四年―一八七二年 年譜
  カール・マルクス 一八六四年―一八七二年
Ⅵ 一八七三年―一八八三年 年譜
  カール・マルクス 一八七三年―一八八三年

マルクスの著作目録選
  『資本論』構成に関する主な年次概括
 総文献目録
 人物紹介
訳者あとがき
 人名索引

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内容説明

マルクスは激怒した。
「私は「マルクス主義者」ではない」

1848年革命とパリ・コミューンをはさんだ激動の19世紀。病気、貧困、記事執筆に多忙を極めながらも、「労働者の自己解放」を実現するべく、国際労働者協会を創設し、不滅の理論的成果を打ちたてたマルクスの生涯。フランスで反ナチス・レジスタンスに参加しつつ、いかなる党派からも独立し、「正統派マルクス主義」を掲げたスターリン主義と生涯にわたって戦い続けた、不世出のマルクス研究者リュベルの画期的なマルクス・クロニクルである。
英語原文の題名がMarx Without Myth とある通り、本書の目的は、マルクス本人や彼の思想の神秘化、神話化を暴き、それによって「神話なき」(神話を剝ぎ取った)マルクスの実像を提示することにある。しかし本書、特に著者リュベルの意図はそれだけに限らない。本書の意図は、もっと広く、世界の事物が、人間の社会的幻想や意識、例えば権力意識や差別意識などによって極端に神秘化・神話化される事態を、徹底的に批判するところにある。(「訳者あとがき」より)

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