ホーム > 俺は死ぬまで映画を観るぞ

俺は死ぬまで映画を観るぞ

俺は死ぬまで映画を観るぞ

観たいものを観、スクリーンに対峙するだけで充分ではないか。映画研究家が17年ぶりに刊行する映画時評集。

著者 四方田 犬彦
ジャンル 文学・思想・芸術 > 文学・思想・芸術1
出版年月日 2010/07/30
ISBN 9784329004659
判型・ページ数 4-6・404ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

1985―1993
   ミツバチの巣箱を出て エリセとの対話
   神はBBを創りたもう
   平壌芸術映画撮影所を訪れて

 1994―2000
   セイジュン!
   在日を喜劇にする 『月はどっちに出ている』
   オルレアンの日本映画祭
   Jamming with Edward
   ローマの増村保造
   郷ひろみの青春映画
   キドラット! タヒミック!
   フランスの日活映画 『唇によだれ』
   闘争が終って、歴史が始まる 『天安門』
   永遠に遠ざかりゆく風景 『ネオン・バイブル』
   香港の耐えられない軽さ 『食神』
   グリーナウェイの怪作 『枕草子』
   善意しかない駄作 『愛する』
   人間の高貴と非寛容 『アジアの瞳』
   ハッピー・トゥギャザー 『ブエノスアイレス』
   アジールとしての横浜 『ジャンクフード』
   日本映画は韓国人をどう描いてきたか
   救済不可能 『汚れた女』
   オリヴェイラに感嘆
   メロドラマが世界化をはたした時代
   ハバナにサラ・ゴメスを索めて
   ようやく『チャパクア』を観られた
   蘇るパゾリーニ
   見つめあわない眼差し 『七本のキャンドル』
   もっとも危険な遊戯 『白the White 』
   ロルカを忘れてはいけない
   『ガラスの脳』のなかのハリウッド
   『カリスマ』の謎
   アンナ・カリーナは今でも現役アイドル

 2001―2005
   銀幕のアリス
   原節子の思い出
   映画監督としての勅使河原宏
   マフマルバフの印象
   ゴダール健在
   水の構造 『水の女』
   東アジア三大国民女優を比較する 林青霞、張美姫、山口百恵
   『鏡の女たち』について
   高貴なるものの腐爛 『ジャンダラ』
   『無常』再観
   黒沢清の新作
   ATGの歴史的意義
   中国・モンゴル電影紀行
   一番すごいキム・ギドク
   新発見された朝鮮映画 全州映画祭シンポジウムに参加して
   若松孝二における〈北〉
   混沌に穴を 『花井さちこの華麗な生涯』
   わたしが挙げる戦争映画
   ディアスポラへの眼差し

 2006―2007
   三池崇史 DOA
   I SAW HER STANDING THERE
   内藤誠 永遠のカポネ団
   日本のドキュメンタリーは健闘している
   キリストという禁忌 『ダヴィンチ・コード』
   カミカゼは狂気のテロリズムか?
   馬の背がすり切れるほどの、映像 高嶺剛とメカス
   映画を観るということ
   越境と歓待 『明日へのチケット』
   イーストウッドのグローバリゼーション 『父親たちの星条旗』
   弱肉強食だけでいいのか? 『ダーウィンの悪夢』
   ゲルマニウムの豚
   ロバート・アルトマンを悼む
   見捨てられた狭い空間 『オフサイド・ガールズ』
   五月革命はどこへ行った? 『恋人たちの失われた革命』
   万田邦敏の面目 『接吻』
   わがマリー・ラフォレ
   風吹ジュンの成熟 『魂萌え!』
   アルトマン最後の情熱 『今宵、フィッツジェラルド劇場で』
   鬼才田中登を思い出そう
   『昼顔』の続編だって?

 2008―2010
   抑圧と服喪 『牡牛座』
   完結されざるもの 『実録・連合赤軍』
   ピロスマニとパラジャーノフ
   わたしの選ぶ四本のファンタジー映画
   アルメニア人虐殺とナクバ 『ひばり農園』
   国籍混交の映画界
   北野武の芸術家映画
   パレスチナの監督が来る
   「沖縄」と口にした時から
   映画の復元に残る疑問
   『櫻の園』ふたたび
   アラブ映画のなかのA級とB級
   闘う一家 『グエムル 漢江の怪物』
   無残なだけ 『MW』
   クローネンバーグの約束 『イースタン・プロミス』
   傷ついた分身 『彼女の名はサビーヌ』
   陳凱歌よ、どうした?
   馬と精霊 『シャーマン』
   イタリアの溝口健二
   日本人の応募作品の違い
   市川準の末期の眼
   世界の迷路のなかで 『季刊フィルム』
   ひたむきのアクション 『チョコレート・ファイター』
   幽霊には国境がない
   永遠の緑魔子
   ドイツ赤軍の顚末
   永遠の待機 『スカイ・クロラ』
   『カムイ外伝』、実写となる
   ポーランドの鬼才、復活
   エリア・スレイマンの新作 『時の彼方へ』
   『1Q84』よりスリリング 『行旅死亡人』
   勝者の自己慰安のアニメ 『戦場でワルツを』
   フィルムエックス十周年
   日本はいつまで忠犬か 『HACHI 約束の犬』
   先住民に国境はない 『フローズン・リバー』
   日本映画と地獄の表象
   『息もできない』は異常な韓国映画


   映画館に足を向けるということ

  後書き

このページのトップへ

内容説明

 『蒐集行為としての芸術』 と同時刊行 好評発売中!

このページのトップへ

関連書籍

日本映画は信頼できるか

日本映画は信頼できるか

ふたたびいう、映画は生きものの仕事である

著者:四方田 犬彦
 
映画の前衛とは何か

映画の前衛とは何か

フランスの映画研究の最前線がここにある

 
 
蒐集行為としての芸術

蒐集行為としての芸術

芸術の起源としての蒐集行為を論じる。

著者:四方田 犬彦
 
 

このページのトップへ

 
>