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お知らせ(『紅蓮の街』-焼殺されたパイロットと焼殺されたラッカ市民と)

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 焼殺されたパイロットと焼殺されたラッカ市民と

 

 かつては保守政治家の中にもいた 「戦争を知る世代」が引退して、戦争ゴッコに夢を馳せるような幼稚な連中への歯止めがなくなってしまった。「戦争」とは実際どのようなことなのか歴史を学ぶ必要がある。そう思って私は東京大空襲を描いた本書を手にした。でもこの書の最大の意義は米国人のフィスクさんが著すことで、空襲の狂気を「下」からと「上」からの二つの眼でとらえていることにあるでしょう。時あたかもイラク・レヴァント地帯を中心に各地で回教徒の 「ジハード」とキリスト教「十字軍」とが「非対称的」に殺戮をくりひろげています。しかし、高邁な理念と残虐非道な実践とが相補的であることは双方全く相同的ではないでしょうか。そう知ることができました。良い本を有難うございました。 

後藤清孝(神奈川67歳)

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