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お知らせ(デリダ『グラマトロジーについて』-カミュを思わせる乾いたざらざらする文体)

没後10年を経てその思想をちゃんと知りたく思い主著とされている本書を買った。現前の形而上学の克服としてのロゴスサントラリズムの批判を痕跡、問化といった東洋思想と比較したくなる要素で行っているのが興味深かった。「声と現象」ではフッサールに厳しかったデリダだが、本書の後半ではルソーが、表現しようとしてしなかったものとして言語の根源における代補をとりだしておりルソーに好意的だと思った。カミュを思わせる乾いたざらざらする文体とあわせアルジェリア出身のユダヤ人という出自を思った。
                                                             楫野 徹( 岡山市)

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